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【#4】選曲のコツ(2)

インターネットラジオ「THE RADIO」

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第4回目となる今回は、ラジオディレクター歴20年弱で学んだ「選曲のコツ(2)」のお話しです。 ずいぶんと時間が空いてしまったんですが、前回「選曲のコツ(1)」で、


(1)ピッチ(BPM)

(2)キー(音程)

(3)意味(例えばプロデューサーが同じ曲とかギターが同じ人とか。)

の3つがラジオディレクターとして、曲と曲をつなぐ時に気を付けているポイントですというお話しをしました。


今回は3番目の【意味つなぎ】についてを、

現在(6/22現在)re:playで公開しているMonthly 008を例にご紹介していきますね。



まず、Monthly 008のセットリストはこんな感じです。


【Monthly 008】

  1. HISTORY / MICHAEL JACKSON

  2. JOY (NEW CARNEGIE MIX) / BLACKSTREET

  3. I CAN'T WAIT (TEDDY RILEY REMIX) / LALAH HATHAWAY

  4. WE ARE YOUNG GIFTED & BLACK / COMMON & LALAH HATHAWAY

  5. OPTIMISTIC / AUGUST GREENE

  6. GOT 'TIL IT'S GONE (JIMMY JAM MELLOW MIX) / JANET JACKSON Feat. Q-TIP & JONI MITCHELL


この6曲は【意味つなぎ】でつながっているんですが、1曲ずつ順を追ってご説明していきますね。


まず1曲目は、キング・オブ・ポップ

マイケル・ジャクソンの「ヒストリー


この曲については、こちらのブログの方の情報量が半端ないです!


【ブログ】Michael Jacksonを聴く夜に


歌詞の韻から、ナレーションの出所、

曲中の日付の意味まで事細かに分析・解析してくれています!

これを読んでから、もう1度この曲を聴くと聴こえ方が変わるかもしれませんね。



続く2曲目は、

ブラック・ストリートの「ジョイ」。


この曲、実はマイケルとテディ・ライリーの共作で、元々はマイケルが歌う予定だったと言われています。

アルバム収録から漏れ、テディ・ライリー率いるブラック・ストリートとしてのリリースとなったんですが、そう聞くと、確かにマイケルが歌いそうな感じに聴こえるから面白いですよね。

(本編ではNEW CARNEGIE MIXをお送りしています。)


※2016年にはマイケル版「ジョイ」の音源が発掘されたと話題になりましたが、どうやらマイケル本人の声ではなかったみたいですね。


3曲目は、あのダニー・ハサウェイの娘にしてグラミー5度受賞のシンガーでもあるレイラ・ハサウェイ。


2017年のヒット曲「アイ・キャント・ウェイト」ですが、本編ではテディ・ライリーのリミックスを。

レイラ・ハサウェイの素晴らしさに加えて、テディ・ライリーのクリエイティビティも際立ちます。



※ニュー・ジャック・スウィング(NJS)で一世を風靡したガイ(Guy)のデビューから約30年に渡って第一線で活躍し続けているって本当にすごいことですよね。

※実際にはまだ12歳の1980年にキッズ・アット・ワークというキッズ・グループでデビューしているので、芸歴で言うともう40年!


4曲目は、前曲に続いてレイラ・ハサウェイと、グラミー3度受賞のコモンによる

ウィー・アー・ヤング、ギフテッド・アンド・ブラック」。


オリジナルは、ローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」にも選出されたニーナ・シモン

2003年の没後もミュージシャンに多大な影響を与え続けている偉大な人です。

収録アルバムは、そのニーナ・シモンをトリビュートしたものですが、登場するアーティストからもそのすごさがうかがえますよね。


5曲目は前曲のコモンに加えて、同じくグラミー受賞のロバート・グラスパー、ジャズ・ドラマーのカリーム・リギンスによるオーガスト・グリーンの「オプティミスティック」。


この曲は1998年の「ザ・ボーイ・イズ・マイン」などでお馴染みのブランディがフィーチャリングでマイクをとっています。

またこの曲もカバー曲で、オリジナルはゴスペル・クワイアのザ・サウンド・オブ・ブラックネスで1991年のヒット曲。

プロデュースはジャム&ルイス。


ロバート・グラスパーについては、現代ジャズの未来を担っていると言っても過言ではない重要人物なので、また別の機会に詳しくご紹介できればと思っています。


最後はジャネット・ジャクソンの「ゴット・ティル・イッツ・ゴン」。 本編ではジミー・ジャムによるメロウ・リミックスを。 もうお分かりかと思うのですが、ジミー・ジャムは前曲のプロデューサであるジャム&ルイスの"ジャム"の方です。

ちなみに"ルイス"の方はテリーさん。


この頃はジャム&ルイスか、ラ・フェイスかというくらいプロデューサー・コンビ全盛の時代でした。


※ラ・フェイスは、LAリードとベイビーフェイスのコンビです。

※そして、1曲目のマイケルはもちろんジャネットと兄妹でつながっています。

いかがでしたか?

アーティストや作曲者、プロデューサーでつなげていくと聞きやすい流れで選曲することができますよね。


これでようやく【つなぎ方のポイント3つ】のお話しはできたのですが、これはあくまでもテクニック的なお話しで、この3つを使って【選曲の流れ】を作っていくことがとっても大事になってくるんです。


またずいぶんと長文になってしまったので、またそのうち【選曲の流れ】についてのお話しをしたいなと思います。


ぜひみなさんにも選曲のコツを知ってもらって、選曲を楽しんでいただけたらなと思っています。

長々と書いてますが、こうしないといけないというものではなく、好きな曲を好きなように聞くことが一番の選曲ですから。

(そんなみなさんの選曲を、よかったらSelection】で聴かせてくださいね。)


週に2~3つくらいは番組も更新しています。ぜひお時間ある時に本編もお聴きいただけると嬉しいです☆

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




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